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■ HIRO COLUMN 文:広河 隆一
山賊街道
 
Posted: 12/30/2001

 私がパキスタンのペシャワールで、アフガニスタン入りの許可を待っている時、4 人のフォトジャーナリストが、カブールから戻ってきました。例の 4 人のジャーナリストが殺害されたジャララバード・カブールの道を通って来る途中、案の定襲われたとの事です。

 彼らは車に 7 人の武装民兵をセキュリティとして同乗させていました。賊は 5 人。自動小銃を突きつけて、すぐに出ろと叫びました。このときセキュリティたちは窓とドアから銃を突き出し「俺たちの組織相手に喧嘩を売るのか」と叫んで、相手がちょっとひるんだ隙に、急発進させて逃げたとの事です。銃を持つ者の数が相手より少なければどうなっていたか分からないと、彼らは言っていました。ちなみにフォトグラファーの 1 人は、子どもをイギリスにおいてきているお母さんでした。

 その前日には、ポーランド人がアフガンの衣装をつけて独りでタクシーで戻る途中、襲われ、有り金と衛星電話を奪われました。

 私がその道を通ってカブールに行こうと思っていると言うと、みんなやめるように説得しようとします。生きて行けると思うのかという人もいます。

 でもこの当時、直接カブールに行ける国連機の値段は 2,500 ドル。フリーランスの私にそんな金はとてもありません。アフガニスタンのジャララバードまで行って、そこで 7 人のセキュリティを頼もうとしたら、500 ドルを出せといいます。300 ドルしかないというと、セキュリティは 2 人にされてしまいました。

 これでカブールに向かったのですが、銃は持っているものの、危険そうな場所では眠った振りをする、情けない連中です。

 でも、なぜか襲われずにカブールまでたどり着いたのでした。

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